水素サロン日誌

水素Baby

2016年1月、若い女性が水素吸引に来られた。
20代半ばだろうか。

結婚して数年経つが子供が出来ないという。
極度の冷え性、ちょうど30歳。
冬はボア付きの靴しか(ほとんどブーツ)履けない。
不妊治療も長いことやっている。

頻繁に通われて2週間位経ったまだ真冬の寒い日、スニーカーを履いてきた。
「真冬にスニーカー履けるなんて、信じられないです!」
水素吸引を始めてから、冷えが取れてきたらしい。

2ヶ月ほど経ったある日、お帰りになる際、
「丸山さん、ちょっと外に・・・」
「妊娠したんです」

私、腹の底から「えーっ!!!」叫びました。

まだ妊娠初期で報告できる段階ではなかったらしいけど、
家族の次に私に報告してくれた。

めちゃめちゃ嬉しかった。

しかし結局うまく育ちませんでした。

でも水素吸引を始めて体は温かくなり、一度は妊娠した。
『水素はスゴい』ということで母親が高額な水素吸引器を買ってくれ、
私の店には来なくなった。

1年半ほど過ぎた今日、お昼ころ店のドアが開いた。
記憶にない、若い女性がいた。
「H野です」

え?全然感じが違う・・・

「子供が産まれたんです」

店の前に停まっていたスカイラインから腰の低いご主人が。
後部座席のチャイルドシートから白い服を着た赤ちゃんが。

私、そのときまだ実感がわかなかった。

そうか、H野さんは母親の顔になったのか。

赤ちゃんをよく見るとH野さんの面影がある。

ご自宅に水素吸引器を買ってしばらくして、不妊治療は止めたらしい。
その矢先に妊娠したとのこと。
水素吸引と水素サプリは毎日。
ご主人にも水素サプリを飲ませて。

私「それは水素Babyだね。今日はわざわざ来てくれてありがとうございます!」

H野さん「自宅で水素吸引しているときも、心はここにありましたから」

ヤバい、店の外なのに泣いてしまいそうだ。
泣かないようにご主人とスカイラインの話をしよう。

ノンフィクションです。

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