これは厚生労働省が行っている臨床試験での出来事です。
それにしても怪しげなタイトルですよね~。
井手上さんは恐らく水素吸入で一命をとりとめました。
恐らく、という意味は最後の方に記します。
井手上さんとは最近Facebookで知り合いました。
ご本人の投稿です。
Contents
厚生労働省が行っている臨床試験
2017年から厚生労働省は大規模な臨床試験を開始しています。
脳梗塞や心筋梗塞などを発症し、更に心停止に至った患者に水素を吸わせる実験です。
2016年に厚生労働省は水素吸入を先進医療Bに指定しました。
その経緯は慶応大学でのある実験結果が影響したようです。
詳細はこちらをご覧ください。
https://suiso802.com/2021/04/18/post-1323/
実験内容は、
心停止から心機能が回復した患者に連続18時間、水素を吸わせるというもの。
心機能が回復したときに再び血液が一気に流れ始めます。
このときに体内は酸化ストレスにさらされます。
せっかく蘇生したのに脳や臓器は大きな損害を受け、
死亡したり重度の後遺症が残ってしまいます。
結果的に心停止に至ると生存率はたったの10%。
この臨床試験で水素吸入を行う理由は?
酸化ストレスが起きる際に発生する悪玉活性酸素・ヒドロキシルラジカル。
これを除去するには水素が最適であると言われています。
悪玉活性酸素と水素が結合して水になり、体外に排出されます。
脳や臓器へのダメージを減らせるのではないか?
というのがこの臨床試験の目的です。
そして井手上さんは後遺症もなく生存した!
心停止 → 心機能回復 → 水素吸入 → 酸化ストレスの軽減
井手上さんは心停止から心機能回復したときに水素吸入をしました。
ご本人は当然意識は全くありません。
うん?
そうすると水素吸入をする選択は誰がしたのだろう?
病院?
なんと奥様が水素吸入の判断をしたとのこと。
以前から知人から水素のことは聞いていたようです。
この実験は二重盲検(ダブルブラインドテスト)と言いまして、
たとえ水素吸入をする選択をしても、
一方の群には水素ガスを、もう一方の群には普通の空気を吸入させます。
驚いたことにどちらが水素ガスなのか、
医師、患者、スタッフが誰も知らない状態で行うそうなのです。
そこで両群に顕著な違いがあるか判断するらしいのです。
井手上さんのケースも、実は水素ガスを吸入したのかわからないらしいのです。
冒頭の“恐らく“という意味はこれになります。
ただ・・・
もし普通の空気の吸入だったら・・・
たとえ生存しても重度の後遺症が残っている可能性が非常に高いのです。
井手上さんはほぼ後遺症が残っていないらしいのです。
この実験を受けた方は全国で100人以下のはずです。
世間的には“エビデンスが無い”ということになるのでしょう。
国(厚労省)が行っている実験です。
死ぬか生きるかギリギリの状態の人に水素吸入を行っているんです。
どれだけ安全性が高いかお分かりかと思います。
まさかこの実験の被験者と知り合うとは、
全く想像していませんでした。
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